“着地点”

断熱リノベの現場での写真です。
この状態をみて「忘れ物の墨壺」が頭の中に出てきました。

「忘れ物の墨壺」
ざっくり話すと・・・。
東大寺の南大門の改修工事で発見された墨壺です。
墨壺は当時の大工さんには「なくてはならない道具」です。
そんな墨壺を梁の上に忘れる?そんなことはありえない!という「想い」
この棟梁は「オッチョコチョイ」という噂があり、純粋に忘れた!という「想い」

「想いを馳せる」
そんな事を思い出して笑っていたら・・・。

棟梁が「お前、大丈夫か?」と・・・。
「おーい!」自分が真面目な事を考えているとそういう目で見るのは良くないと
思いますw

さてさて、この現場は「断熱リノベーション」という事で間取り変更に断熱強化、
設備品のアップグレードと「おてんこ盛り」です。
正直、新築工事より「複雑」です。
「あけてビックリ玉手箱」は当たり前、
細かい寸法が違う・・・
微妙に柱が曲がっている・・・
梁が・・・
もう「わくわく」しかないんです(;・∀・)

これからが本番です!気を引き締めていきますよ!!

さて、本題のことへ。
「着地点」これは弊社のスタッフに事あるごとに言っています。
「着地点はどこ?」それを聞いてコミュニケーションをします。
その着地点に行く為に必要な事は?
必要な道具は?
必要なお金は?
邪魔な障害は?
そんな対話をすると「今の問題点」「想定される課題」がお互いに見えてきます。

後は簡単!!
問題点はみんなで解決すればいいし、課題は社内で得意な人が対応すればスマートに解決策がみつかる。
「社長だから・・・」「設計だから・・・」「事務だから・・・」は関係ないんです。
自分ごとで対応すると「担当」より素晴らしい解決策が見つかることが多々あります。

えっ!?本当の事言いますね・・・。
僕の足りない点はスタッフが補ってくれます。
いや・・・。
スタッフの方がレベル高いですから・・・。
僕より仕事できるので!

これは以前にセミナーで聞いたことです。
自分の中では大切にしていることです。

熱気球は上にあがる事しかできない。
水平移動する動力はない。
でも「目的地」に着くことができるのはなぜ?

一つは「風は縦横無尽に吹いている」
目的地に向かう風は必ず吹いている。
もう一つは「その風をつかむ気持ちがあるかどうか?」
「着地点」をしっかり見据えているか?その着地点を目指す理由は?
各々がそれを理解していれば必ず「着地点」に着けるんです。
「他者(風)」と「自分(つかむ)」のバランスです。
他者と対立していたら絶対に「目的地」には行けない。

目的地に着く為に、
上にあがるだけではダメ(モノに頼るだけではダメ)
縦横無尽に吹いている風をつかむ(目的地に着く!という強い意志のもと、しっかりと掴む風を見極める)
風向きが急に変わる事もある(他者からのヒガミや嫌がらせ)
でも必ず目的地に着く風は吹く!(仲間の助け)
目的地に着く為に、その風を掴むというその気持があればなんとかなる!
なんて思っております。

まぁ・・・。
問題があるとすれば・・・。
弊社スタッフの方が・・・。
社長より「イケイケ」です(ToT)
「いや、もう少し考えて・・・。」
「やるんですか?やらないんですか?」
そんな圧がすごいんです(TдT)

次の新築でまた新たな事へチャレンジします!
お施主様の了解のもと、どうしてもやってみたかった事へ!!

さぁ!
どんな「着地点」になるか?



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INDIGO PIECE HOMEは群馬県渋川市で、高気密高断熱を基本仕様とし住宅の新築・リフォーム・リノベーションを自社設計にて行う工務店です。

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